スクールに入校しました。

 オフシーズンはテニスばっか。スノボーのオフトレとして始めたはずなのに今では、かなりはまっている。明らかにスノボーよりも気合いが入っている。

 そこで、先日、東京の某テニススクールに行ってテニスレッスンを受講してきた。なぜ、はるばる東京までかと言うと、実は47スクールのお客様の紹介。「ここのスクール、激辛レッスンで最高」とのことだったからだ。

 今回の目的は2つ。ひとつはもちろん、テニスうまなりたいから。もう一つは私も指導者のはしくれ。スクール経営者のはしくれ。他業界のスクールやインストラクターの視察・勉強でもある。

 まずは受付。時間ぎりぎりだったので、焦っている私に受付嬢は事務的であった。初めての受講なのでどうしたら良いかわらない私に対して、ちょっとがっくり。

 この日は週末だったので、4面コートに総勢50名位であろうか、受講生がいっぱい居てびっくり。白馬では2人に1コートづつあるのに。

 コーチが受講生の名前の確認もせず、いきなり練習。ボールを打ち始めた。どうやら私以外は常連さん?みなさんレッスンの流れを把握しているらしいぞ。コーチはでかい!185〜190cmのイケメン。テニスコーチって若くでイケメンだと絶対女性の受講者から人気爆裂するのだ。10分程の後、「今日は準備体操は省略」ってことで引き続き、レッスン。このクラス12名と大所帯。内容はボレー&スマッシュ。途中大雨が降ってきた。通常ならテニス出来る状態ではないのだが、始めてしまったから途中で中止にはできずらい。お金も払っているし・・・。これって我がスクールも同様なのだ。
サブのコーチが2名程来て、2コートに分けてローテーションでうまく12名を飽きさせづ、また適正な運動量を保っていただいている。スノーボードレッスンだと基本、1名づつしか滑れない(見れない)ので、待ち時間が憂鬱なのだが。なぜかメインのコーチが居なくなりサブコーチが仕切っている。流れの中で個別にアドバイスも頂けるのだ。
 他の受講生はレベル的には同等なのだが、さすがに普段からレッスンを受けているだけにそつがない。フォームがきれい。テニスっぽいのだ。私の場合、パワー・運動量は気合入ってるけど、いかにも我流。コーチはその都度、手取り足取りアドバイスを集中的に私に与えてくれる。ありがたい事だ。私も日本人。長所を伸ばすより、短所を把握して直そうという思いが強い。お客のニーズの大半であろう。
 しかし、雨足は強まるばかり。ボールが重く、水しぶきを上げながらぶっ飛んでいる。でもレッスンの雰囲気はとにかく明るい!受講生たちとコーチの会話もやたらなれなれしい。タメである。都会のテニス愛好者はあかぬけているなぁ〜と、聞いていた「激辛」とはほど遠い。メインコーチ以外に3名のコーチが入れ替わり対応してくれたので、2時間のレッスンは充実していた。


 ここのコーチ(インストラクター)は皆さん職業コーチらしい。職業とはまさにそれを本職としている事。なので、おっさん(ベテラン)コーチも多い。適当なスクールではその辺の学生アルバイトコーチが多いのだけど。
スノーボードのイントラはシーズン物なので、職業と強く自負できるイントラは少ないと思うが。
イケメンコーチは実はトーナメントプロらしい。でも大きな声を張り上げて場を盛り上げている。自分の殻を完全に破っている。好感を持てる。常連のお客さんであっても自分をさらけ出す事が苦手な私には見習わなければと。

 さて、午後のレッスンは雨のためか、受講者は4名。みんなレベルは上級。テーマは「アプローチ」やはり、今回のコーチは私により多くアドバイスをくれる。うれしいけど・・・
体力的には付いていける。技術はおぼつかない。でも周りの方が自分よりレベルが高い方が得したような気分になるのだ。実践的な内容に満足だけど、やはり基本ができてないとダメみたい。スノーボードでもなんでも同じ。
午後のレッスンもコーチが途中で入れ替わり、最後にはメインコーチが閉めていた。意図はわからないが。
 テニスレッスンは基本、忙しいので雑談する間があまりない。でもコーチからの「初めてですか?」「どこから来られました?」「どうでしたか?」などのなんでもない一言が受講生の私としては気持がほぐれて親近感がわくものだった。

 他のコートではジュニアのプライベートレッスンがやたら多い。親御さんが横で監視している。第二の錦織圭なのか。スノーボードは数年でトップレベルまで行ける場合もあるけど、テニスはそうはいかん。私も結構テニス歴はあるけど、いつまでたっても中級止まり。子供のころから真剣にやらないと通用しないのであろう。

雨の中、4時間位のレッスンを受け、適切なコーチングを頂き有意義であった。コーチのアドバイスを100%聞き入れることができたのも成果。受付嬢は朝の方とは別の方で、かなり美人系で親切な対応を頂いた。うちのスクール同様、スクールの第一印象は受付なので、ここは絶対に外せないと思った。また行こーと思った。


帰りの道中もずっと大雨。ワイパー早回しであった。
ちょっとは勉強になったと思う。うまくもなってるはず!!

で、結論。スクールはレベルアップのためには凄く役に立つ。人間は的確な指導がないとその目的まで到達するのに時間がかかったり、回り道をしたり、時には挫折して諦めることもある。だから定期的にスクールなど信頼のおける指導者にめぐり会うことは大切。
もちろん、スノーボードも一緒!!!