校長会議

yukizo2005-11-24

 全国のJSBA公認スクールの半数近くは中部地区にあるのだが、その中部地区のスノーボードスクールの校長会議が松本で行われた。今期の教育部の行事やバッジテストの運営方法、スクール業務の書類関係の説明、規約の変更点の説明、新しいイベントの開催説明などの内容であったが、なかでも興味が湧いたのは、参加校長約60名が一人づつ、そのスクールとリゾートの現状報告を行った。どこのスクールやリゾートもあまり景気の良い話はなかった。入場者や売上が昨年増であったのはほんの一握り。特にこの数年内でリゾート(スキー場)の経営母体が経営不振のために倒産や買収、合併などにより変更になったところが多く、リゾート運営会社とうまくパートナーシップをとりながら運営をするべきスクールがその影響をまともに受けている話が目立った。また、経費削減のためハーフパイプやパークをクローズしたり、毎年恒例の大会を取りやめたりと、苦戦している様子。あと、町営や村営などのスキー場は市町村合併の影響で、スキー場を廃業にしたり、民営化にするなど「村のお荷物」敵存在になっているらしい。
その他、インストラクターの人材不足も問題視されている。C級インストラクター制度が出来て4〜5年経つが、資格があっても経験がなかったり、やる気があっても資格がなかったりと、なかなかインストラクターとして活躍できる人材が育たない問題も。
 暗い話ばっかりになったが、現在ウインター業界はどん底にあるかもしれない。飽和状態にあるスキー場の数は将来2/3に減少するらしい。都会では景気が回復してきたらしいが、これがウインター業界に影響を及ぼすのには3年はかかるのだ。
 今こそ、知恵を絞ってお客様に、スクールとしてリゾートとして出来る最良のサービス提供しなければと感じる。