さすがプロ!!

めずらしい画像が一枚。先日47で行ったスラローム大会のゲートセット替えのひとコマ。
このタイミングってスタッフみんな忙しく、また全く絵にはならないのでカメラを構える人、居ません。


左でスキーを履いているのが私。ボード関係の仕事の中でゲートセットは最も難しく、また興味深い仕事です。なぜならセッターの意図によって参加選手全員のテクニックを引き出せたり、難易度をコントロールしたり、楽しく滑れるようにしたり、厄介なコースと思わせたり、失格者率を調整したりと、ポールを指す場所を決めるだけの仕事なのに、大会全体を支配できるのです。
もちろん、適当にセットして失敗することもあったり、自分の意図が外れたりすることや、けが人を出してしまったりするとかなり落胆もします。



先日のスラローム大会は2セット張りました。
この大会はビギナーやキッズをメインとする大会でスクールのお客様もたくさん参加して頂いております。
セッターの意図ですが、コースは中斜面から緩斜面への比較的単調なコースで、1本目はとにかく誰でもがスムーズに気持ち良く完走できるようにと。確か転倒者・失格者はゼロでした。


2本目のセットですが、難易度をかなりあげてみました。インターバルを狭く、降り幅も取ってスムーズに板を回しこまないと、ズレが生じてタイムロスするように。全長200mの短いコースですが旗門数で2本増え、ラップタイムは5秒以上の差が出ました。選手の方の大半は自分の理想の滑りができず、ちょっと悔しくほろ苦い思いをされたと思います。「もっと練習しないと」って。セッターであり校長としてはシメシメ。きっとまた47に来てくれて、スラローム大会2nd(4月15日開催)にも参加して頂けるだろう。




大会の時にプロカメラマンの森田氏が撮ってくれました。
私もマイカメラで選手の滑走を撮ったのですが、さすがプロでした。