ハンマーヘッド

チューンナップ業はシーズン直前の今が一番の繁忙期となります。
私的にはスクール開校直前で、こちらもまた繁忙時期。
どちらかにして欲しいもんですが、こればかりはどうにもなりません。
毎年です。この時期はイライラ・ストレスが溜まりますね。
(そのかわり、夏場はいつもぼ〜っとできますが)




こちら、今話題の「ハンマーヘッド」。
ノーズとテールが角ばった形状をしています。
左から、オキシス・ヨネックス・F2の各メーカーから出しています。
先シーズンのバンクーバーオリンピックスノーボードクロスやパラレルジャイアントスラロームの出場選手の大半がこのハンマーヘッドに乗っていました。

何がメリットなのかと言うと、短い全長の割には有効エッジが長く設定できることですかね。
全長が短いと軽量化ができるのと、取り回しや操作性が楽に行えます。
有効エッジが長いとエッジグリップが良くカービング特性が出しやすく、高速安定性に優れます。要は良いとこどりって訳。

ただ、この板を乗りこなすのは結構なレベルが必要です。
ノーズの先からテールのお尻までのエッジに確実に乗り込むことが必要。
具体的には切り替え時に素早くスムーズにノーズエッジをとらえること。
ターンの後半にはテールエッジを確実に使い、反発でごまかさずに、丁寧な切り替え動作が必要ですね。
ちょっと難しいですぞ。エッジでしっかりととらえられない場合は普通のボードよりもバタつきが出やすくなります。
カービングターンの基礎がどんなバーンでもできる方には最適なボードですね。
お値段も10〜20万円位しますが、今のところ選手オンリーって感じです。

でも、基礎練習にも使えるんですよ。
しっかりとカービングができるかどうかのチェックがすぐにできますよ。

では。