最終戦はサヨナラ勝ちだ!

15勝を挙げた下柳

 今日、タイガースは横浜とのペナントレースの最終戦。延長10回裏、鳥谷が今日2本目となるホームランでサヨナラ勝ちで締めくくった。今岡も打点1を稼ぎ球団新記録達成。それよりも何よりも先発、下柳の奮闘を称えたい。普段なら0点に抑えていても6回が限界なのだが、今日は最年長シーズン最多勝がかかっていた。自ら志願して10回を2失点で投げきったのだ。もちろん来週は出番はないし、日本シリーズまでは日程が開いているし、疲れをためても構わないのだが。案の定、サヨナラ勝ちで15勝目。広島の黒田が最後の当番で勝たない限りは下柳の単独最多勝である。昨日、中途半端な投球で負け投手になった井川と比べると大違い。井川は来期は大リーグ行きを匂わせているが、まず通用しないであろう。下柳と井川。私は下柳に男気を感じる。日本シリーズが楽しみだ。

 さて、ニュースを賑わせているのが、村上ファンド阪神電鉄株38%所有の件である。その村上氏が阪神タイガースを上場させるように提案したらしい。そうなると一ファンの私でもお金さえあれば「タイガース株」を所有できることになる。でもそんなもん、いらない。タイガースグッズの販売やタイガースファンを集る居酒屋程度のタイガース便乗商売ならかわいいもんであるが、タイガースを投資目的に利用するのはやめてほしい。純粋にタイガースの野球に応援するのではなく、自己の利益追求のためのタイガースファンが発生してくるのではないか。現在下火になったJリーグの「TOTO]が出来た当時の私の考えと似ている。Jリーグのチームを応援するのではなくて、買ったTOTOのチームをギャッブル目的で応援するのはスポーツ観戦として正しくはないと思う。タイガースが上場すれば村上氏よりも金持ちのおっさんが現れて、タイガースを買収するに決まっている。