一日索道マンの巻き

yukizo2005-12-04

 季節はずれの大雪のなか、47も急遽、ゲレンデオープン。この時期、一番の問題は営業するに当っての人員である。スクールだって雪が降ったからといってイントラが居なければ開校できないのだ。
 と言う訳で今日一日だけであるが、私は47の索道のお手伝い。配属先はゴンドラ山麓駅である。3年ほど前にも少しお手伝いさせて頂いたことがあるので少しは仕事内容が把握できているはずだ。普段は利用者としてゴンドラに何度となく乗っているが、スタッフとなると勝手が違う。仕事開始は7時スタート。(普段ならまだ寝ているのに)索道スタッフとパトロールが山頂に上るためすでにゴンドラ乗車スタンバイ。テスト運行をしながら朝一番のスタッフ運搬。正式な営業は8時15分スタート。日曜日でもあるので一斉にお客様が乗り込んでこられた。スタッフとしてお客様の安全を守る立場なのでこのタイミングは非常に緊迫した。この日はスタッフ不足のためゴンドラ山麓は3名体制。改札係りと乗車係り。あと1名は監視室内でオペーレーターである。30分ごとに3名が持ち場をローテーションするのだ。仕事は暇のようで忙しい。トラブルなどは特にないが、それなりに気が抜けないのだ。通常だともう一人、二人居て待機時間があるのだが、3人体制の場合トイレに行く時間も難しく、お昼弁当は勤務しながらやっとの思いでたいらげた程。
 まだ、下山コースがオープンされていなかったのでお客様は全員、ゴンドラで下山することになる。昼時以降は乗車する方と下山する方が入り乱れた状態。下山の連絡が山頂から届き、そのタイミングに合わせて下山改札をするのが非常にめんどくさいというか、忙しいというか、大変だった。お客様には愛想良くしなければと思い、「行ってらっしゃい」とか「おつかれさまでした」とか声をかけるのだが、聞こえてないのか、無視されているのか、無表情なお客様が多かったが、会釈してくれたり、逆に挨拶してくれる方も結構多くちょっとはこの慣れない仕事にもやりがいを感じた。
 朝7時から夕方5時まで10時間もゴンドラ駅舎内に居るのは私には耐えられない。一日だから良かったでど、やはりゲレンデに出て思いっきり体を動かすインストラクターの方が私には心地よいのであろう。